先日、フロントラインを取り扱う会社(全薬工業)からお知らせが届きました。とてもびっくりしたので皆さんにもお知らせいたします。

自然派フードとして米国で有名な「BLUE」を動物病院が扱えることになったのです。世の中の流れ、意識の高い飼い主様たちの動向をつかみ、動物病院が堂々と自然派フードをすすめる時代になったのだな、と思いました。動物病院が扱う従来の「一般食(総合栄養食)」は、ロイヤルカナンやヒルズ、ユカヌバといったいわゆる大手のフードだけでした。私が獣医師になってかれこれ13年ですが、ずっとこの大手だけだったのです。もちろん、個人的に輸入業者から卸して自然派フードを扱っていた先生もいたと思いますが、とても少数派だったはず。そんな時代からの脱却なのでしょうか。これからの犬・猫のごはんが大きく変わろうとしているように思います。

「BLUE」は米国ペット専門店No.1のフードです。もちろん犬・猫用です。高品質の生肉(タンパク質)、栄養価を考慮した全粒穀物(玄米、大麦、オートミール)、健康的に育った野菜、抗酸化栄養素の豊富な果物(ブルーベリーやクランベリー)を使用しています。

http://www.bluebuffalo.com/ja/‎

鶏や家禽の副産物ミール、コーン、小麦、大豆は使用していません。自然派の酸化防止剤を使用しています。

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もちろん、いくら良い素材でも「その子に合う、合わない」がありますし、アレルギー食材を完全に配慮しているわけではないのでどんな子にも良いフード、というわけではないです。獣医師からの懸念としては、ミネラルも豊富なので、その子によっては尿石症になってしまう可能性もあるのではと思います。ただ、それはどんなフードでも同じことが言えますし、大事なのは「その子に合うフード」かどうかを客観的に評価することではないか、と思います。定期的に尿検査や血液検査することで客観的な評価はできますので、お勧めいたします。

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