オゾン療法との出会い
かれこれ4年前になります。オゾン療法と出会ったのは。最初は興味半分、義務半分で学び始めたものでした。いわゆる代替療法の一つ、なのですが、そもそも代替療法というもの自体あまり真剣に取り組んだことはありませんでした。大学時代に学ぶもの、獣医師国家試験で学ぶもの、実際に臨床で使うものの全般が西洋医学です。
それゆえ懐疑的にオゾン療法に出会いました。ですがその治療効果を実際に実感するにつれ、西洋医学以外の治療を加えた統合医療というものに目を向けるようになりました。西洋医学のみにとらわれることなく様々な医療を加えることによって動物のQOL(生活の質の向上)を上げ、飼い主さんの満足も得られることがわかったのです。
ドイツ発祥の「オゾン療法」はヒトの医療が始まりです。日本でもオゾン療法をおこなっている病院はあります。(ヒトではアンチエイジングとしてのオゾン療法が有名かもしれません。)ネット上では賛否両論(ヒト)のようですが、そもそも代替療法ですから個人差、個体差はあるというのは前提です。
それでも。もし自分の大事にしているヒト、動物が悪性のガンに侵され手の施しようがない状態になったとき、どうしますか?諦められますか?
私なら。病気の種類に関わりますが、まずは西洋医学でできる範囲を行い代替療法を併用します。代替療法だけでどうにか治療できる病気もありますが、代替療法は西洋医学が根本にあるからこそ力を発揮できるパターンもあるからです。小動物におけるオゾン療法はまだ一般的な治療として認識はされていませんが、今後は情報量も増えて、統合治療の一つとしてみなさんに知ってもらえたらいいなと思っています。
*オゾン療法はガン治療、腎不全、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎、創傷治癒、自己免疫疾患、感染症などの代替療法、補助療法です。詳細は別ページでご案内します。→オゾン療法とは?
当院でのオゾン療法は5月中旬からスタートします。始めは説明が長くなる可能性がありますのでご予約されることをお勧めいたします。