ワクチチェックとは。
犬と猫が毎年打っている混合ワクチンの「抗体」があるかどうかを検査すること、です。
日本では毎年1回の混合ワクチンを打つことがスタンダードになっていましたが、最近のガイドラインより、ワクチンの間隔を3年以上空けましょうという欧米の考えが浸透しつつあります。(ただし、条件付きです。必ずリスク判定をする必要があります。)
☝︎この内容は獣医師向けの内容ですが、参考までに。
これに沿って行おうとすると、結構複雑です。コアワクチンとノンコアワクチンの考え方を飼い主様にご理解いただく必要があるのと(これは地域によっても変わります)、パートナーのライフスタイルによってワクチンの種類が変わるので、そこもご理解いただかなければいけません。
また、ワクチンは常に安全なものではありません。アナフィラキシーショック(虚脱や心肺停止など)や遅延型アレルギー(顔が腫れる、など)が起こることもあり、それらを最小限のリスクにする(ワクチン接種の回数を減らす)ことも目的とされています。
猫の場合は、ワクチン部位肉腫(悪性腫瘍)という問題(とても少ないですが、ワクチンを打った場所にガンができる病気)もあります。
ですので、少しづつ、ご理解いただければ良いかなと思っております。
ワクチチェックは、このワクチンの間隔を空けるための検査だと思っていただければ良いです。
→検査をして抗体があればその年のワクチンは打たない。そして、また来年検査をする。
→検査して抗体がなかった。その年は打ちましょう。
という感じです。
検査方法は採血するだけなので、動物に大きな負担はありません。検査に30分はかかるので、検査結果は翌日以降にお知らせいたします。(検査費用:犬¥7260 猫¥5500)
*ワクチチェックが対象かどうかはこちらで判断して葉書をお送りしておりますが、ご希望の場合はいつでも検査できます。