当院では春と秋にキャンペーンを実施しております。春は予防を中心にしたキャンペーンで、秋は健診を目的にしたキャンペーンです。猫ちゃんの場合は秋の定期健診をご利用されると良いかもしれません。

狂犬病・フィラリア予防キャンペーン2024 

ワンちゃんの場合、どちらもご利用されると最低でも年に2回病院で健診することができます。6歳以上のシニア犬はこの頻度の健診が最も安心かもしれません。

春は、ワンちゃん達にとっては予防の季節です。狂犬病予防注射、フィラリア予防の開始、ノミ・マダニ予防の開始、です。

狂犬病予防注射はその名の通り狂犬病を予防する注射で、基本的には必ず打たなければいけない予防注射です。(いわゆる義務というもの)日本国内での狂犬病発生は1956年以降は確認はされていないのが現状ですが、世界ではまだまだ蔓延している伝染病の一つです。日本は狂犬病予防法の制定により一掃することができましたが、今また再到来することが危惧されています。また接種率の低下、もいざ狂犬病が侵入した際に広まる要因になるかもしれません。狂犬病はいくつかタイプがありますが、犬だけでなく人を含めた哺乳類に咬傷により感染し、死に至る恐ろしい伝染病です。「もし狂犬病が国内に発生したら?」を考えるととても恐ろしいです。健康なワンちゃんはこの時期に打つようにしましょう。ただし、狂犬病予防注射で具合が悪くなる子が稀にいます。いわゆるワクチンアレルギーです。その場合は翌年以降は獣医師の判断により免除となり得ます。命をかけてまで打つべきではないでしょう。また、重篤な病気を持っていたり、高齢ということであれば獣医師の診断で免除されることもあります。その場合は「猶予証明」を提出する必要があります。

フィラリア予防期間は関東に住んでいるワンちゃんであれば5月から12月です。フィラリアは「蚊」を媒介して犬に感染する寄生虫なので、「蚊」が出現する時期、というのがいわゆる予防期間なのです。一般的に「蚊」は3月終わり頃から出始めて、気温が15度以上になる日が数日続き始める(HDUという計算方式があります)と「吸血」を始めます。それが大体4月〜5月。そして吸血が終わるのが11月頃。フィラリア予防薬、というのは意味合いとしては「治療薬」です。フィラリアに感染した場合を想定して1ヶ月遅れで投薬するので、予防期間は「5月から12月」になるわけです。これはどんな年齢の子でも、病気を持っている子も予防することを推奨いたします。

ノミ・マダニの予防については、外で遊ぶワンちゃん、外で暮らしている猫ちゃん、すべての子にお勧めします。ノミは通年発生しますし、マダニに関しては春から秋に出現して意外と全国的にあらゆるところに広く分布しているので油断はできません。都心部の公園にもよく発生します。また、マダニから人に感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」も意識しておいた方が良いでしょう。この病気が犬に感染したらどうなるのか?はまだ詳しい見解はないようです。

『春の予防キャンペーン』のご案内  4月1日〜6月30日まで

狂犬病予防注射とフィラリア検査(フィラリア感染の有無を検査すること)合わせて¥3,800になるキャンペーンを実施します。フィラリア予防薬1ヶ月以上ご購入が条件です。また、フィラリア予防薬を5月から12月まで合計8ヶ月分ご購入の方にはフィラリア予防薬が10%OFFになります。ノミ・マダニ予防薬も同様です。

*診察料(¥1,100)が別途かかります。初診料の方は初診料¥1,650(税込)

当院のフィラリア予防薬(体重によってサイズは異なります)

  • イベルメック(おやつタイプ)¥1150(税込)〜
  • ハートメクチン(錠剤)¥990(税込)〜
  • ネクスガードスペクトラ(おやつタイプ・ノミ・マダニも一緒に予防できるタイプ)¥2,860(税込)〜

当院のノミ・マダニ予防薬(体重によってサイズは異なります)

  • ネクスガード(おやつタイプ)¥1,760(税込)〜
  • フロントライン(滴下タイプ)¥1,760(税込)〜

体重によってサイズ・値段が異なりますので、詳しくはお電話でお問い合わせください。

春の定期健診

一般血液検査のご案内です。フィラリア抗原検査をする際に採血を行いますが、その際に一緒に健診も含めた採血を行うことができます。秋の定期健診とは異なり、外注検査になりますので結果は後日にお知らせいたします。年齢によってお勧めするコースがありますが、獣医師と相談してから決めると良いかもしれません。

  • 5歳までの若い子〜一般スクリーニング(CBC+生化学19項目)¥4,800(税込)
  • 6歳以上のシニア〜一般スクリーニング+甲状腺、炎症、糖尿病検査、腎臓  ¥12,200(税込)

*定期健診をご希望の方は8時間以上の絶食が必要です。朝ごはんを抜いて午前中の採血にするか、朝ごはんを食べてから8時間絶食させて午後の採血にするか、どちらかでお願いいたします。